「々」の読み方って?「々」の簡単な入力・変換方法や用法について
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先日、神保町にある「十々」というごはん屋さんに行ってきました。
Twitterで「十々うまかったー」みたいなこと呟いたろって思って
「じゅうじゅう」
と入力するんですが、予測変換で出てこないんですよ。これが。
あ、出たな。このパターンね。
こういうときは「十」と入力した後に「時々」と入力して「時」だけ削除するという方法が相場ですかね。
でもなんか腑に落ちない。
僕は最初から「十々」をスマートに入力したいんです。
「時々」とか「中々」とかそんなの入力したくないんですよ。
この「々」の字、踊り字っていうらしいです。
今回は、この「々」や他の踊り字の読み方や簡単に入力・変換する方法、用法をまとめておきたいと思います。
踊り字とは
踊り字、躍り字(おどりじ)は、主に日本語の表記で使用される約物(特殊記号)の一群で、々、ヽ、ゝなどがある。おどり、繰り返し符号(くりかえしふごう)、重ね字(かさねじ)、送り字(おくりじ)、揺すり字(ゆすりじ)、重字(じゅうじ)、重点(じゅうてん)、畳字(じょうじ)などとも呼ぶ。
引用元:踊り字 - Wikipedia
「々」「ゝ」「ヽ」などの踊り字は”記号”であって”漢字”ではないため、固有の読み方はないようです。
読み方がないんですって。
会話の中で「々」の字について話したいとき、どうやって伝えればいいんですかね。
そんな会話ないとは思うけど。
踊り字の一発変換の方法
読み方がない踊り字。
じゃあどうやって入力するのか。
簡単なのは次の二つくらいでしょうか。
「おなじ」「どう」と入力
「々」は同上記号という記号みたいです。前の文字と同じだから「おなじ」「どう」で入力・変換できるんですかね。他の踊り字も「おなじ」「どう」で入力・変換できます。
この方法であれば、基本的にどの日本語入力システム(IME)でも対応しているかと思います。
ちなみにGoogle日本語入力を使われている方は「くりかえし」でも変換できます。
これが一番はやい入力方法かと思います。
”8”を上方向にフリックして入力(iPhoneユーザ用)
iPhoneユーザは数字入力用キーボードの”8”を上方向にフリックすると踊り字の候補が出てきます。
iPhoneユーザはこの方法でもはやく入力できるかもしれません。
踊り字の用法
普段、踊り字を使う場面なんて滅多にないかと思いますが、せっかくなのでそれぞれの踊り字の用法を列挙したいと思います。
「々」の使い方
同じ漢字を重ねるときに、2文字目以降の文字の代用として用います。
例: 時時 ⇛ 時々
ちなみに原稿用紙などで「時々」が二行に分かれるときには、「時時」と書くみたいです。行の頭に「々」を用いてはいけないようです。
同じくwordとかのソフトでも、「々」が行の頭に来ないような処理がなされるようです。
「ゝ」「ゞ」の使い方
ひらがなを2文字重ねるときに、2文字目以降の文字の代用として用います。
例: 学問のすすめ ⇛ 学問のすゝめ
金子みすず ⇛ 金子みすゞ
ここらへんの用法は見慣れているので、すごくなじんでいるように感じます。
固有名詞に使われると、踊り字がアクセントになって見栄えが良いですね。インテリっぽいですね。
濁点の有無に応じて「ゝ」と「ゞ」を使い分けます。
「ヽ」「ヾ」の使い方
カタカナを2文字重ねるときに、2文字目以降の文字の代用として用います。
例: ココア ⇛ コヽア
…これはもうダメだ。
ぜんぜん馴染めない。
濁点の有無に応じて「ヽ」と「ヾ」を使い分けます。
…「ヾ」を使った用法が思い浮かびません。誰か教えてください。
最後に
紹介した踊り字のほかにも「〻」とか「〴」とか
「なにこれ顔文字に使うやつ?」
って思うようなファンタスティックなものもあるんですが、これらは縦書きの文章用になるので割愛しました。
世は横書き時代ですもんね。
そうそう。会話の中で「々」の字について話したいときは
「同じ文字を繰り返すときに2文字目以降の文字の代わりに使う”踊り字”のことなんだけどさー、(以下、省略)。」
って言ったら良いと思います。
間違いなく「???」ってなりますけどね。
以上、薄い内容ですが備忘録的に綴らせていただきました。