【青春を感じたい大人へ】ロックバンドGOING STEADYのおすすめ10曲を紹介
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↑この記事でも取り上げさせていただいた、今はなき伝説の青春パンクロックバンド「GOING STEADY」。
彼らの軌跡は解散して年月を経た今でも、僕をワクワクさせてくれます。若い気持ちを思い出させてくれます。
大人になって忘れかけている少年時代のあの得も言われぬ気持ち。
そんな気持ちをきっと呼び戻してくれる「GOING STEADY」の厳選おすすめ曲を勝手に紹介していきたいと思います。
是非聴いてみてください!
(CDプレーヤーにつっこんでヘッドホンで聴くのがベスト。)
GOING STEADYってどんなバンド?
紹介の前にまずは「GOING STEADY」ってどんなバンドなのかを簡単に解説します。
メンバー
ミネタカズノブ(1977年12月10日〜)
峯田和伸。ボーカル、ギター、シンセサイザー担当。山形県出身。
アサイタケオ(1976年4月14日〜)
浅井威雄。ギター、コーラス担当。愛知県出身。
アビコシンヤ(1978年9月17日〜)
我孫子真哉。ベース、コーラス担当。山形県出身。
ムライマモル(1978年1月15日〜)
村井守。ドラム、叫び担当。山形県出身。
概要
今をときめく朝ドラ俳優の峯田和伸が擁する「銀杏BOYZ」の前身となるバンドで、2000年代初頭のメロコアブームの火付け役となったバンド。
「GOING STEADY」というバンド名は、イギリスのロックバンド「BUZZCOCKS」のベスト盤「SINGLES GOING STEADY」に由来しています。
略してゴイステ。
キャッチーなコード進行と甘酸っぱくも男臭い歌詞、Vo.峯田の透き通る歌声、圧倒的なライブパフォーマンスで、当時の日本インディーズロックシーンを席巻していたバンドと言っても過言ではないでしょう。
来歴
1996年に山形市立商業高等学校から千葉県の東京情報大学に進学した峯田和伸が、浅井威雄と知り合い「GOING STEADY」を結成しました。
ベースには、峯田の地元山形県の一年後輩の我孫子真哉を。
ドラムには、山形市立商業高等学校で峯田の同級生で当時は阿佐ヶ谷美術専門学校に進学していた村井守を。
飛ぶ鳥を落とす勢いであった2003年。
全国ツアーを控えた1月に突如解散を発表しました。
ちなみにこの後、浅井威雄を除くメンバー3人にギタリストのチン中村を加えて「銀杏BOYZ」を結成することになります。
GOING STEADYのおすすめ10曲
それではGOING STEADYの厳選おすすめ曲(古→新の順番)を紹介していきたいと思います。
STAND BY ME
稀代のアーティスト峯田和伸がはじめて書いた曲。
当時は千葉駅で弾き語りなんかをやってたそうです。
1999年に発売された1stアルバム「BOYS & GIRLS」に収録されています。
映画「STAND BY ME」を彷彿とさせるような不安定で心地良い感傷的なメロディと歌詞。
少年の美しい心を映し出した「GOING STEADY」のデビュー曲です。
BABY BABY
2000年リリースの2ndシングル「星に願いを」のカップリングとして登場して以来、幾度となく歌い続けられているGOING STEADYの代表曲。
2001年に発売されたGOING STEADYを語る上ではずせない2ndアルバム「さくらの唄」にも収録されています。
「銀杏BOYZ」となった今でもライブで歌い続けています。
好きなひとを想って輝き出す世界をストレートに表現した歌詞とメロディによる不滅の名曲です。
アホンダラ行進曲
「銀杏BOYZ 」になってからも編曲しては歌われ続けているアホンダラ行進曲。
2014年に発売された銀杏BOYZライブリミックスアルバム「BEACH」でも「まだ見ぬ明日に」という曲名でエントリーしています。
社会の狭間でもがいて揺れる少年のエナジーを爆発させた痛快なナンバー。
「さくらの唄」のトップバッターを飾る珠玉の名曲です。
銀河鉄道の夜
「さくらの唄」で発表されて以来、編曲を重ねつつ愛され続けるGOING STEADYの代表曲その2。
最新版は2014年発売の銀杏BOYZ「光のなかに立っていてね」の「新訳 銀河鉄道の夜」ですが、僕はこのオリジナルが大好きです。
宮沢賢治の小説をモチーフとした幻想的な世界観がつくりこまれています。
美しくって触れることのできない”何か”を見出すことができる、ワクワクを見出すことができる劇薬です。
もしも君が泣くならば
「さくらの唄」に収録されており、この曲をテーマとしたバンドTシャツは今や幻のプレミア品となっています。これがずっと欲しくて欲しくて…。
ちなみに「BOYS & GIRLS」に収録されている「MY SOULFUL HEART BEAT MAKES ME SING MY SOUL MUSIC」という得も言われぬ曲名のアレンジになります。
”君”を想う恥ずかしいくらいストレートな少年の唄。
中学時代に嫌になるほど聴きこんで、そしていっつも救ってくれた青春少年行進曲です。
佳代
曲名は、峯田が22歳のときに付き合っていたといわれる彼女の名前に由来しています。当時、高円寺の北口に住んでいた彼女との想い出を綴った叙事的な曲。
「さくらの唄」に収録されています。
当時の抑えられない気持ちを叙事的な歌詞に乗せて歌い上げるこの曲からは、忘れかけていた純粋な情念を思い出し、胸が締め付けられるような錯覚を覚えるバラッドです。
駆け抜けて性春
2002年に発売された GOING STEADYの4thシングル「HOLiDAYS & GOING STEADY」に収録されている傑作です。
2004年に発売された銀杏BOYZの「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」に収録されているアレンジ版では、アーティストのYUKIがゲストボーカルとして参加しています。
感傷的で純粋な美しいメロディに乗せた抑えきれない叫び。
GOING STEADYとしてのある種の到達点としての「型」を見出すことのできるフラグシップ曲です。
童貞ソー・ヤング
2002年に発売されたGOING STEADYの5thシングル「童貞ソー・ヤング」に収録されているバンドのシンボル的な曲。
銀杏BOYZのライブでもお目にかかることのない曲で、それでも聴きたくてPVなんかは1000回くらい観たと思います。
思春期の抑えきれないリビドー。ジレンマ。エネルギー。これらを隠すことなく社会にぶつけた、そんな曲。
解散して15年経つ今もなお、社会に押し潰されそうな若者にパワーを与え続けるカンフル剤です。
若者たち
銀杏BOYZになった今でもライブで最も盛り上がるといっても過言ではない定番曲。
インディーズの彼らが、発売予告無しでリリースしていきなりオリコンTOP10入りした2002年発売の6thシングル「若者たち/夜王子と月の姫」に収録されています。
少年の代弁者だった彼らが、少年の伝導者にのし上がったメッセージ性の強い社会的ソング。
青春パンクの極致に達したようなパワフルで痛快なメロディと叫びを伴うGOING STEADY終盤期のマスターピースです。
青春時代
2003年に発売されたGOING STEADYラストシングル「青春時代」に収録されています。
解散を発表したライブのステージではじめて発表したこの曲。あのステージでボロボロになりながらこの曲を歌い上げる峯田を観て、終わらないと思っていた青春時代の終焉を感じました。
バンドの解散と、青春時代を想う彼らの気持ちが奇しくもリンクした大人の葛藤を描いた魂のこもったナンバーです。そしてGOING STEADYの集大成ともいえる甘酸っぱいメロディ。
もしかしたら青春時代を経た彼らはこれ以上の曲はできなかったかもしれません。そういう意味では、青春の鎮魂曲ともいえるかもしれません。
最後に
「GOING STEADY」のおすすめ曲を厳選してみました。
どれも青春の核心をつくエネルギーを秘めた曲ばかりです。
この記事を通じて、誰かに”昔あったあのときの気持ち”を届けられたら幸いです。
「GOING STEADY」は解散しましたが、峯田和伸は「銀杏BOYZ」として今もなお活動を続けています。
今度いっしょにライブを観に行きましょう。
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