【北欧デザインの礎】建築家アルネ・ヤコブセンの洗練されたインテリア13選
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スウェーデンの「IKEA」
フィンランドの「marimekko」
デンマークの「Flying Tiger Copenhagen」
…などなど。
家具やインテリアを選ぶ際に、”北欧デザイン”は切っても切れない存在となっています。
今回は、そんな”北欧デザイン”の礎を築いた世界的建築家アルネ・ヤコブセンがデザインしたインテリアを厳選してまとめたいと思います。
かっこいいです。
アルネ・ヤコブセンってどんな人?
アルネ・ヤコブセン(1902-1971)は20世紀のデンマークを代表する世界的建築家です。
建築と併せて家具や照明などのインテリアも一貫してデザインする「トータルデザイン」という姿勢に基づき、数多くの優れた作品を生み出しました。
彼がデザインしたインテリアは北欧デザインの手本となっていて、その礎を築いたと言っても過言ではありません。
北欧デザインの特徴は?
じゃあそのアルネ・ヤコブセンが手本となっている”北欧デザイン”ってそもそもどんなもの?って感じですよね。
素材を活かし機能性を重視したシンプルで飽きのこないフォルム、温もりを感じる色使いや風合いが特徴。
出典:http://www.i-neostyle.com/user_data/coordinate_style/scandinavia.php
うん。
・シンプルで飽きのこないフォルム
・温もりを感じる色使いや風合い
・大胆な模様を織り交ぜたテキスタイル(個人的な所感)
こんなところですかね。
アルネ・ヤコブセンがデザインしたインテリア
前置きが長くなりましたが、アルネ・ヤコブセンがデザインした優れたインテリアを紹介していきます。
家具
アントチェア
1952年に発売された、アルネ・ヤコブセンが最初に手掛けたスタッキングチェアです。
背もたれのくびれのシルエットが”ANT=アリンコ”であることから名付けられています。
アルネ・ヤコブセンの成形合板チェアシリーズの先駆けとなります。
セブンチェア
1955年にアントチェアの後継モデルとして発表されたアルネ・ヤコブセンの代表作です。
その外見の美しさもさることながら、成形合板による適度なしなりや背もたれの広がりによる座り心地は格別です。日本でもよく見かけますよね。
ドロップチェア
なんとも形が愛らしいドロップチェアは、1958年にSASロイヤルホテルのために約200脚のみ作られたものです。
50年以上の時を経て復刻し、当時のファブリックやレザー張りの仕様と、現代北欧スタイルにマッチするプラスチック仕様のものが販売されています。
エイトチェア
「リリー」という愛称を持つエイトチェアは1969年に竣工したデンマーク国立銀行のためにデザインされました。
当時の成形合板の技術では、この三次元曲面の成形が困難であり、3/4が品質管理で認められなかったそうです。
これがアルネ・ヤコブセン最後の成形合板の作品となります。
オックスフォードチェア
オックスフォードチェアは、英国オックスフォード大学 セント・キャサリンズ・カレッジの教授用にデザインされました。
緩やかな曲線の美しさは、その見た目だけでなく格別な座り心地にも寄与しています。
背もたれの高さや、アーム・キャスターの有無など種類が豊富です。
僕が密かに憧れている一品。
エッグチェア
エッグチェアは1958年にSASロイヤルホテルのためにデザインされたものです。
その独特なフォルムを生み出すため、粘土で座面のデザインを追求したようです。
硬い発泡ウレタンのベースの上からファブリックやレザーを張って仕上げています。
スワンチェア
エッグチェアと同様に1958年にSASロイヤルホテルのためにデザインされました。
仕上げの方法も、これまたエッグチェアと同様に硬めの発泡ウレタンのベースの上からファブリックやレザーを張っています。
そのフォルムから”SWAN=白鳥”と名付けられています。
照明
AJ Floor
SASロイヤルホテルのため、エッグチェアやスワンチェアとともにデザインされたフロアランプです。
シンプルかつミニマルなデザインは、どの空間でも調和することと思います。
幾何学的な傘のフォルムと支柱が美しいですね。
AJ ROYAL
AJ ROYALはAJ Floorと同じくSASロイヤルホテルのためにデザインされたペンダントランプです。
上品な半球形のフォルムと上部のルーバーから拡散される光は、部屋を上質に包み込み素敵な空間を演出してくれます。
時計
時計盤中心の赤色がアクセントの「BANKERS」
英数字表記の「ROMAN」
数字表記は用いない「CITY HALL」
視認性の高いスタンダードな「STATION」
ミニマリズムの極致ともとれる洗練されたデザインで、とても上品な佇まいです。
「BANKERS」は僕が憧れ続けている時計です。
テーブルウェア
アルネ・ヤコブセンはテーブルウェアのデザインもしています。
Cylinda-Lineというシリーズで、その由来はシリンダー(=筒)型のフォルムに起因します。
ミニマルで愛らしいデザインなので、次に紹介するカトラリーとあわせて所有したいところ。
カトラリー
1958年にSASロイヤルホテルのためにデザインしたカトラリーです。
マットな質感と洗練されたフォルムの可愛らしさが特徴的ですね。
建築家がデザインしたカトラリー(有名デザイナーによる渾身のスプーンまとめ - NAVER まとめ)って実はたくさんあるのですが、このカトラリーは中でも美しく特筆すべき一品です。
テキスタイル
幾何学模様を大胆に取り込んだいかにも北欧スタイルなテキスタイルもデザインしています。
部屋の壁紙にすれば雰囲気が引き締まること間違いなし。部屋の一部にアクセントとして取り入れている方が多いようです。
最後に
まさにミニマリズムを体現した名作の数々。
飽きがこない美しさですね。
みなさんもアルネ・ヤコブセンの北欧インテリアを生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。